今週の聖書

5月11日(月)詩篇15篇

1~3節「主よ。だれが、あなたの幕屋に宿るのでしょうか。だれが、あなたの聖なる山に住むのでしょうか。正しく歩み、義を行ない、心の中の真実を語る人。その人は、舌をもってそしらず、友人に悪を行なわず、隣人への非難を口にしない。」

 

神様が喜ぶのは、才能豊かで偉業を成し遂げた一部の人・・・とは語られていません。誠実な歩みを求め、人を傷つけないよう努める人、ある意味で私達にも不可能ではないのです。いえ、それさえも心に罪や醜さを抱えた私達にとっては難しいでしょう。けれど、大丈夫、イエス様が助けてくださいます。

「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。」イエス・キリスト(マタイ5:5~6)

 

 

5月12日(火)詩篇16篇

8~9節「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。それゆえ、私の心は喜び、私のたましいは楽しんでいる。私の身もまた安らかに住まおう。」

 

ある船乗りはキリストを船の錨(いかり)にたとえました。嵐の時、潮に流されそうになる時、船乗りの努力ではどうにもならないことがあります。しかり錨は、どのような状況でも船を確かな場所につなぎとめてくれます。嵐で揺るがされそうな時こそ、キリストに心を向けてみてください。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)

 

 

5月13日(水)詩篇17篇

6節「神よ。私はあなたを呼び求めました。あなたは私に答えてくださるからです。耳を傾けて、私の申し上げることを聞いてください。」

 

祈りの対する神の応えには、1.「その通りにしよう」、2.「そうはしないが、別の応えをしよう」、そして3.「わたしの時に応えよう」があると聞きました(例:ダニエル10章)。しかし、確かなのは、神様は確かにあなたの祈りに耳を傾け、ご自身の時、ご自身の方法で応えてくださるということです。

「恐れるな。ダニエル。あなたが心を定めて悟ろうとし、あなたの神の前でへりくだろうと決めたその初めの日から、あなたのことばは聞かれているからだ。私が来たのは、あなたのことばのためだ。」(ダニエル10:12)

 

 

5月14日(木)詩篇18篇

27~28節「あなたは、悩む民をこそ救われますが、高ぶる目は低くされます。あなたは私のともしびをともされ、主、私の神は、私のやみを照らされます。」

 

苦しいこと、辛いことは、ないほうが幸せに決まっています。しかし、苦難に良い面があるとしたら、それは私達を謙遜にすることかもしれません。大きくされた時、人は神に対して盲目になり、小さくされた時、人は心から神を見上げるからです。そこには、本当の幸いがあるのです。

「よろこびが集まったよりも、悲しみが集まった方が、しあわせが近いような気がする。強いものが集まったよりも、弱いものが集まった方が、真実に近いような気がする。しあわせが集まったよりも、ふしあわせが集まった方が、愛に近いような気がする。」(星野富弘)

「あなたがたは、苦しみなさい。悲しみなさい。泣きなさい。あなたがたの笑いを悲しみに、喜びを憂いに変えなさい。主の御前でへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高くしてくださいます。」(ヤコブ4:9~10)

 

 

5月15日(金)詩篇19篇

1節「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。 昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。 話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。 しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。」

 

この自然世界は、神様の素晴らしさを私達に教えてくれます。自然に神が宿るのでなく、自然が神の芸術作品なのです。太陽の熱さ、嵐、雷の前に人は無力であり、大空の美しさに人の心は驚き震えます。身をかがめれば、足元の草花の造形の巧みさは息をのむほどです。今日外に出て、被造世界をゆっくりと見つめ、神様の偉大さに思いを巡らせてみてください。そして、忘れないでください。あなた自身も神様の素晴らしく、美しく、尊い、最高傑作です。

「そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。」(創世記1:31)

 

 

5月16日(土)詩篇20篇

7節「ある者はいくさ車を誇り、ある者は馬を誇る。しかし、私たちは私たちの神、主の御名を誇ろう。」

 

人はその誇るもので自分の心を支えます。学歴、才能、容姿、功績、財産、所有物など。国を誇ろうという考えもあります。それらは良いものですが、永遠ではなく、支えや土台にはなりえません。世界の創造主が、私を造り、生かし、愛し、死んでくださった。これほど誇らしいことはあるでしょうか?

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4)

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